こどもたちの好奇心を刺激する実験プログラム「神戸のスゴイ!を知ろう~筋電義手編~」

神戸市は、今年7月から「神戸市こどもの創造的学びに関する研究会」を立ち上げ、次世代を担う創造的人材の育成に、分野・領域の枠を超えて長期的な視野で取り組んでいます。
このたび、ホンモノとの出会いを通じてこどもたちの好奇心を刺激する実験的プログラム「神戸のスゴイ!を知ろう」を同研究会が開催いたします。第1弾として、筋電義手の開発・リハビリテーションの先駆的役割を果たしてきた兵庫県立総合リハビリテーションセンター等(神戸市西区)の協力をもとに、筋電義手編を開催します。

 

◆開催概要◆

|内容|人間の身体が動くしくみについて、「筋肉」と「電気信号」という視点から考えます。筋電義手(きんでんぎしゅ)を使っている方や作業療法士からお話を聞いたり、実際に身体を動かし体感してみたりすることで、こどもたちの好奇心を刺激し、背景にあるしくみや科学技術を実感できます。

①「筋電義手」ってなんだろう?
②「マッスル・センサー」をつかった実験~自分のからだが動くヒミツをさぐろう!~
③ 学んだことをつかって、未来の道具・しくみを考えてみよう!

|開催日|2019年3月17日(日)
|時  間|① 午前の部 10:00 ~ 12:30(受付開始  9:45)

② 午後の部 13:30 ~ 16:00(受付開始 13:15)

|場  所|こべっこランド(神戸市総合児童センター)7F 研修室

(神戸市中央区東川崎町1丁目3-1)

|対  象|神戸市内在住の小学4年生から小学6年生まで
|参加費|無料
|定  員|①16名、②16名
|申込み|事前予約制で、神戸市内在住の方のみを対象とさせていただきます。

3月1日(金)9時から先着順で、下記のホームページにて受け付けます。
申込フォーム:https://kobecity-official-event.jp/form/316受け付けは、3月14日(木)9時で締め切ります。受け付けを3月15日(金)12時まで延長しております

|同意書|参加にあたって、保護者(成人)によるイベント参加規約への同意書の提出が必須となります。同意書が無い場合は、いかなる場合もご入場いただけません。参加される方は、以下の同意書をダウンロードしご自宅で印刷、ご署名の上、当日受付時にご提出ください。なお、会場で当日ご署名いただく場合は、必ず保護者同伴でご来場ください。

「神戸のスゴイ!を知ろう」参加者へのご案内・参加同意書

 

|主催|神戸市こどもの創造的学びに関する研究会
|協力|バンドー神戸青少年科学館、兵庫県立リハビリテーション中央病院、兵庫県立総合リハビリテーションセンター

 

◆筋電義手と神戸◆

筋電義手(きんでんぎしゅ)は、指を開閉したり、物を握ったりすることができる、義手の一種です。筋肉の収縮時に発生する微量な筋電位を表面筋電として検出して、その信号を使ってバッテリーから供給される電力で手先具にあるモーターを動かしています。
兵庫県立総合リハビリテーションセンターでは、1999年に成人の上肢切断者に対し、筋電義手プロジェクトを立ち上げ、2002年より「小児筋電義手のアプローチ」プロジェクトを始動、医師・義肢装具士・エンジニア・作業療法士のプロジェクトチームを構成し、日本の上肢切断リハビリテーションの先駆的役割を担っています。

 

◆マッスル・センサーとは◆

人や動物の心と体を動かしているのは「電気信号」です。大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所が開発した「マッスル・センサー」は、筋肉の電気信号を簡単に調べ、その活動を「音」や「光」で知らせてくれます。ヒトの体が電気信号によって動いていることを理解できます。(自然科学研究機構 生理学研究所Webサイトより引用)

 

◆講師紹介◆

溝部 二十四(みぞべ ふとし)氏

兵庫県立リハビリテーション中央病院 リハビリ療法部 作業療法士
1998年、兵庫県社会福祉事業団に入職。病気やけがの方々が生活に必要な能力や機能を回復・獲得できるよう支援する作業療法士。主に上肢欠損の患者をサポートしている。

小寺 正健(こてら まさたけ)氏
兵庫県立総合リハビリテーションセンター あけぼのの家 就労支援員
食品加工会社で作業中の2000年10月に機械に巻き込まれ右手前腕を切断、4か月の筋電義手リハビリを経て社会復帰する。スポーツが趣味で水泳、マラソン、トライアスロン等の大会に参加して今年度兵庫県障害者スポーツ優秀選手賞受賞。自転車、バイクが趣味。
髙見 裕一(たかみ ゆういち)氏
バンドー神戸青少年科学館 サイエンスコミュニケーター
大学、大学院で物理学を専攻、理論物理研究室に在籍。
修士課程修了後、システムエンジニアを経て2008年12月より科学コミュニケーターとして日本科学未来館に勤務。先端の科学技術の解説や教育プログラムの開発などを行ってきた。現在はバンドー神戸青少年科学館に勤務し様々な科学コミュニケーション活動を行っている。
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◆(参考)「神戸市こどもの創造的学びに関する研究会」◆

神戸市では、次世代を担う創造的人材の育成に、分野・領域の枠を超えて長期的な視野で取り組んでいくため、産官学の多様な関係者による研究会を平成30年7月に立ち上げ、「こどもの創造的学びに関するプラットフォーム」の形成を目指しています。

「神戸市こどもの創造的学びに関する研究会」が主催する実験的プログラムの第1弾として、こどもたちがゴールフリーの自由なモノづくり・コトづくりを楽しむ実験プログラム「VIVISTOP mini in KOBE」を12月に5日間、開催しました。延べ人数250名ものこどもたちが参加し、大人はこどもたちに「教える」のではなく、こどもたちが自由にモノづくりを楽しみながらアイデアをカタチにできるようサポートしました。

 

◆問い合わせ先◆

神戸市 企画調整局 産学連携課 創造都市担当
電話:078-322-6573  Fax:078-322-6051
メール:design-kobe@office.city.kobe.lg.jp

 



「神戸のスゴイ!を知ろう~筋電義手編~」ちらし


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